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「メアリと魔女の花」★★★ [映画日記]

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このアニメ、すんごいヨ!

一時的に魔女になった少女メアリが繰り広げる、ちょっとしたファンタジー・アドベンチャー映画なのですが。

なかなか楽しい作品なのですがね~。

宮崎駿さんが手がけた、俗に言う「宮崎アニメ」にそっっっっっっくり!

あの爺さんにそっっっっっっくり!!

それも「千と千尋の神隠し」以降の、ヨボった「宮崎アニメ」じゃありません。

「魔女の宅急便」あたりの頃、駿さんの演出が冴え渡っていた黄金期の頃の「宮崎アニメ」。

爺さんが一番良かった頃ですよ!

そんな「宮崎アニメ」黄金期のエッセンスを抽出し、再構成して現代に蘇らせた禁断の作品…。

まさに魔法を使ったような出来映え!

お話が始まってからというもの、「宮崎アニメ」で見たことあるような、ないような、そんなキャラクターが続々と出てきますよ。

ヒロインのメアリがずっこけて「イテテテ~」なんていう場面すらも、どっかで見たことあるような、ないような。

脇役が笑ったり泣いたり、感情的な動作と環境も、「宮崎アニメ」のフォーマットを踏襲。

メアリが、ほうきに股がる姿や仕草、猫ちゃんの存在感などは「魔女の宅急便」から。

「夜間飛行」という名の不思議アイテム、決戦の舞台となるエンドア大学のデザインは「天空の城ラピュタ」をほうふつ。

その他のシチュエーションも、「宮崎アニメ」にありがちな百景。

オマージュにも程がある量~!

もはや「宮崎アニメ」あるある状態ですよ!!

ラストシーンからエピローグ映像に突入、主題歌が入るタイミングまで、完全に「宮崎アニメ」。

なんだかもう、感心しすぎて拍手したくなりました。

聖子ちゃんのモノマネをするまねだ聖子さんの芸が素晴らしくて、拍手をしたくなる気分と同じですよ!

モノマネ芸人への賞賛とおんなじ!!

これ、外人が観たら「宮崎アニメ」だと勘違いするんじゃ?

ダマせると思う~、アメリカ人を!(←アメリカ人に失礼)

米林宏昌監督の演出ついて、とりたててズバ抜けた個性やセンスを感じたことはなかったのですが。

ここまで「宮崎アニメ」っぽい作品が作れるのも才能だと思います。

「リミックスの天才」とでも言いましょうか。

もしかしたら製作サイドから「宮崎アニメっぽいものを」との指示があったのかもしれませんが。

もしそうなら、100点満点の仕事ぶり。

それに、これって宮崎駿さん公認なんでしょ?!

こういうことを堂々とやれる場所があり、売り出す環境があるのは、米林宏昌監督にとっては、幸せなことだと思います。

もうこのまんまで行ってほしい、こういう芸風で!

まーね、「宮崎アニメ」にそっくりとは言え、駿さん特有の持ち味である、力学を感じる飛行演出、工学を感じるミリタリー・センスとオタク感、物語の壮絶感、凶暴性や男心をくすぐるカッコよさは、一切ない。

アクはナーイ!

なんとも甘口で、かろやかで、なんだかディズニーアニメっぽいノリも感じました。

日本人の観客はアニメを観る目が肥えていて、相当の野心作を見せつけないと認めてくれませんけども。

外人客には、これくらいの塩梅で良いのかも。

あと、赤毛の魔女が、お姉さんぽくて、めちゃめちゃカワイかったです。

ブーツをはいてるのが良いんだよね~。

「借りぐらしのアリエッティ」とかもそうでしたけども。

米林宏昌監督の好きなところは、女子にブーツをコーディネイトできるところです。

そんな赤毛の魔女が、年をとった姿も出てくるのですが。

それは色気へったくれもナーイ!

一番せつない場面でした。



メアリと魔女の花 オリジナル・サウンドトラック

メアリと魔女の花 オリジナル・サウンドトラック

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: トイズファクトリー
  • 発売日: 2017/07/05
  • メディア: CD

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