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「エル ELLE」★★★ [映画日記]

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*メインストーリーのネタバレはありません。


監督はバボちゃん!(←ポール・バーホーベン)


フランスの大女優イザベル・ユペールを主演に迎えた話題作ですけども。


ちょっと期待値を上げすぎたせいか、鑑賞後の印象は「まあまあ良かった」程度に落ち着きました~。


作品には「PG12」(12才未満の観覧には保護者の指導が必要)という制限が付いておりましたけども。

ちょっとコレ、12歳以下には観せちゃいかんわな.


刺激的だヨ、チェリーボーイには!


イザベル・ユペールが演じるのは、ゲーム会社を経営するミシェル。


女社長ですよ、アパホテルの社長みたいな!


話は、いきなりミシェルがレイプされる場面から始まってビックリ。

その様子を猫が見てんの。


ニャンコ様が凝視!


なんとも強力なイントロでした。


その後は「レイプ犯は誰なのか」という謎解きがユル~く展開して、エロチック・サスペンスの体で進行する一方、ミシェルのキャラクターも深堀りされていくという、複雑な構成になっております。


謎解きの難易度は「並」なのですが。


松竹梅で言うなら「竹」なのですが!


地味ながらミシェルの奇行がスゴかった〜。


プッツン女ですよ!(←死語)


「一見すると普通だけど、よ~く観察すると、この人、なんかヘンだよね」と思わせる、「平凡」と「奇抜」の境界線をあいまいにしているところが素晴らしいです。


簡単に言えばミシェルは変態だと思うのですが、それほど気色悪くもない変態、というか~。


ソフト変態というか~!


あまり大げさじゃないところが粋でした。


オシャレ変態ですよ!


ミシェルの恋愛も独自スタイル。


性に奔放、60過ぎて!


ホームパーティを開いたミシェル。

ミシェルが作ったおつまみを見て、お客が「うわ~豪勢」と言ってましたけども。

あのおつまみ、ショボかったですけど?!


ちくわきゅうりを差し込んだレベルでしたけども!


気に入らない客のおつまみには、つまようじを仕込むミシェル。
お口に入れたらチクっとすんの!
おそろしく地味な攻撃を仕掛けてくるミシェルなのでした。


ミシェルの父母、息子、息子の嫁、家族全員にクセがあるんですよね〜。


ツンとすんの、らっきょうみたいに!


とくに息子がバカ息子で、観ていてイライラしました。

孫(?)までクセがあって笑ちゃった〜。


ツンとする赤子でした!


ミシェルは、そんな自分の状況を「屈折している」と表現していましたけども。

まさに「屈折」がテーマだったと思います。


屈折したラブストーリーと、屈折した家族ドラマが合体。


屈折監督が手がけた、壮大な屈折大作に仕上がっておりました。



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nice!(6)  コメント(8) 
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コメント 8

sakaya

イザベル・ユペール、あの何とも言えないかんじが好きで、気になっていた映画なのですが、うーん見送りかなー。
でもあらすじ見ると面白そうに感じてしまうのが不思議。新聞の紹介欄でもなんか面白そうだったんですよね。
女優のブランド健在というか、彼女の雰囲気に謎の多いストーリってくると好奇心かきたてられるんでしょうねー。
by sakaya (2017-09-01 02:49) 

M

60過ぎて性に奔放、どころかその母親まで!いやーすごい一家でしたね。産まれた子供をみて疑問に思わないバカ息子。彼はいつか役に立つだろうと思って観ていたら、最後まぁまぁ役に立っていましたね。良かった…(のか?)ヒロインのトラウマ話も忘れられない、怪作でした…。
by (2017-09-01 13:30) 

stonkovic

のっけから、ひょえー!となる展開で、これアメリカじゃむりやわ
おフランスでないと。どこかアタマのネジが外れた人ばかりで
まともなのは猫だけかよ!と突っ込みたくなる1本でございました。

by stonkovic (2017-09-01 21:24) 

のむら

sakayaさん。
とってもエロチックで、クレイジーな内容だし面白いですよ。イザベル・ユペールが演じると、変態な内容も上品に見えてしまうから不思議でした。たしかにこの人の女優ブランドは健在だと思います〜。

Mさん。
あのお母さんもスゴかったですよね〜。あんな母親いたら、確かに困るなぁ。バカ息子、確かに最後の方で・・笑。あらゆる人に利用されてる人でしたね〜。あんなすごいトラウマがあるなら、自分の顔写真とゲーム映像をエロチックに合成してイタズラされても、屁とも思わないでしょうね〜。

stonkovicさん。
この話、やっぱりフランス人に合いますよね!確かにまともなのは猫ちゃんだけでした。演技も一番上手かったですしね。(←イザベル・ユペールに怒られますか)
by のむら (2017-09-02 00:27) 

sakaya

皆さん楽しそうなので観てまいりました。
要所要所で劇場内ビクッとしたりクスッと笑ったり。が、途中結構だるかったー。
怪女のトラウマが消え去るまで周囲の磁場は狂いっぱなしなのかって感じでした。
作中のフランス男たちの性的強引さに比べればバカ息子はむしろかわいいと私は思いました。
結局ネコちゃんに乾杯、でした。途中グロくてびっくりしましたが。
by sakaya (2017-09-02 17:44) 

のむら

sakayaさん。
観たんですね!回想シーンで男が襲ってきたときは、僕もビクッとしましたよ〜。そして、孫が生まれたときはクスッとしました。他のお客さんもそんな感じかな。確かに、男性キャラは性的に強引でしたね。ゲーム会社の社員で、嫌われ役だった男性が、今思えば一番まともな男性だった気がします。
by のむら (2017-09-03 12:29) 

ネスカフェ

のむらさん

私も見ましたよ。I・ユペール、きれいでしたね。60すぎであの美しさはすごいですね。あの人、不倫したりと結構、奔放なんですが、息子の面倒見たり、孫のためにベビーシートかったりと親しみやすい部分もあって、そのへんが面白かったです。

この映画、あの年取って整形しても若い男に入れあげる母親とかゲスな部分も多いんですが、意外と描き方は上品なんですよね。その辺は監督の手腕が大きいんでしょうが。

個人的に良かったのはラストですね。あの✕✕した男の奥さんと同じ境遇の者同士、分かり合えたと思いきやあの一言を放たれたのには意外でした。良識と悪徳とか、善意と悪意とか相反するものが紙一重で
つながっているという皮肉がいいですね。その後の仲直りシーンも実に素敵でした。やはり、女の人は強いですね(^^)

監督のインタビューです。監督自身も✕✕が一番怖い人物だと上げてますね。そういう点では何度も見応えがある映画だと思います。
https://mainichi.jp/articles/20170810/dde/012/200/003000c
by ネスカフェ (2017-10-01 23:57) 

のむら

ネスカフェさん。
バーホーベンも、あの人が一番怖いと言ってたんですね!言われてみれば、クリスマスにテレビでミサを観る場面とか、ちょっと重くて怖いですね。そういう場面も含めて、「言われてみればちょっと変」というふうに演出してあるところが粋なんですよね〜。全員おかしな人でしたけど、どういうわけかキレイに仕上げていて、洗練された魅力がある作品でした。
by のむら (2017-10-02 00:23) 

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