「フィフティ・シェイズ・ダーカー」★★★ [映画日記]

登場人物が真顔で繰り広げるエロチック・コメディ、という立ち位置なのでしょうか?
ニヤニヤしながら観るのが礼儀と思う~。
みんな、スケベ面して劇場にカモン!
シリーズ前作「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」はSM映画でありながら、どこかクールな世界観で、うっすらと趣きが漂っていたと思うのですが。
ヒロインのドM場面も、どこか都会的というか~。
都会のメスブタ、というか~!
今回の続編では、趣きは排除の傾向。
一般客へのあたりが良くなり、普通のスケベ映画に格下げ!
ヒロインのアナスタシアを、ボーイフレンドのグレイが数分おきに抱きますよ。
定期的ですよ「鳩のエサやり」みたいに!
それぞれダコタ・ジョンソンとジェイミー・ドーナンが演じておりますが、2人に魅力はございます。
演技も体当たりでがんばってる。
2人のラブシーンが始まると、観ているこちらも気が引き締まったわい。
身構えたんですよ、「はっけよい」ですよ!
抱いているときに流れる楽曲が、また相当なセクシー路線。
見事な抱き歌のオンパレード!
サントラ名は「紅白抱き合戦」でいいかもよ!
抱いていない場面もシモネタは充実。
グレイによる、SMグッズの説明がカッコよすぎて笑ってしまいました。
なんともニヒルな口調で・・・。
そのままテレビショッピングで紹介したら、大人の逸品だと勘違いして買ってしまいそう~!
ディナーの席でのグレイ様は、アナスタシアに向かって「パンティ剥ぎな」と珍・指令!
席に座ったまま、パンティを脱いでしまうアナスタシア。
まさかの食事会、「ノーパンめし」の始まり~!
その他、この記事には書けないようなアダルトグッズも登場。
グレイ様のお宅は、ちょっとした秘宝館でした!
グレイ様は大富豪という設定がミソ。
まずはアナスタシアにプレゼントした品は、アップル製品の詰め合わせ!
これはうらやましい。
ボクちゃんにも何かちょうだい、カルピスの詰め合わせで、かまいませんから~!
車代とか、こづかいらしきものを小切手でくれるグレイ様。
大金なのですが、アナスタシアは「こんなものいらない」と破いたわい。
もったいナーイ!
セロテープで修復して、もらってもいいですか、破片を全部ちりとりで集めますから!!(←プライドなし)
また、2人で舞踏会へ行く前は、アナスタシアの髪と服を美しくしたい、というグレイ様の計らいで、美容師を自宅に呼んでアナスタシアを大改造。
まるで「プリティ・ウーマン」のワンシーンのようでしたけども。
出来上がったアナスタシアの姿を見て、「アンタ、そんだけ?」と思う。
その姿は冴えないままでビックリしました。
ああ、どうやったってインスタ映えのしない子!
クライマックスの、ヘリコプターのくだりは、あまりにも急な展開でしたけども。
この映画を盛り上げるには、ヘリでもトンボでも何でも飛ばさないと無理だしねぇ。
まさかの無駄使いをされているオスカー女優はキム子!(キム・ベイシンガー)
顔に酒をぶっかけられるわ、ビンタされるわで、散々なキム子。
出番は少なかったですが「ぶっかけビンタ女優」として記憶にこびりついてしまい離れませんよ。
その「こびりつき」、亀の子タワシで擦り落としたいですゴシゴシゴシゴシゴシゴシ!

Fifty Shades Darker - Unrated Edition (Blu-ray + DVD + Digital HD)
- 出版社/メーカー: Universal Studios Home Entertainment
- メディア: Blu-ray
2017-06-30 00:00
nice!(9)
コメント(11)
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最近ツボの記事が多くて楽しいです。
これなー、お客さんが笑う気満々だったら劇場で見ると楽しいんでしょうね。みんなで笑いたい感じです。
今trailerを観たら、壁ドンやってて笑ってしまった。実は壁ドンて万国共通なんでしょうか。
それにしても、ダコダ・ジョンソンの冴えないかわいさは良いと思うんですが、ドレス似合わないな・・・
のむらさんご指摘のプリティウーマンは、監督がジュリアロバーツを一目で見て決めたというにふさわしい、コールガールのポップな恰好からドレスアップまで見事に決まってましたからね~。
思えばプリティウーマンってバブルっぽいですよね。
今はフィフティシェイズシリーズをこっそり見る時代なのかも~いや堂々と見る時代かな?
by sakaya (2017-06-30 12:12)
ごめんなさい追記。ちらっと映ったキムベイシンガーきれいでしたね。
「ナインハーフ」のお方ですから貫禄が凄いです。
by sakayaの2 (2017-06-30 13:00)
sakayaさん。
劇場内は若い女性客が多かったですが、上映中はグレイの振る舞いに、時々ざわついてました。僕の知らないところで、フィフティシェイズのブームが来ていると信じたいです!今回、ダコタのドレスもイマイチでした〜。基本イケてない役ですが、舞踏会のときくらいイケててもいいのになぁ。キムベイシンガーは「セクシー女優の大先輩」という位置づけでの出演なのでしょうね。顔がツヤツヤしていて年齢不詳でした。
by のむら (2017-06-30 23:33)
のむらさん
私も見ましたよ。二作目だからエロ満載かな?と思いきや、そうでもなくてちょっと残念でしたね。なんか普通の恋愛映画になってしまったみたいでがっかりです。特に終盤は予定調和すぎて、「えー!!」という感じでした。見終わった後、同じ劇場で上映されてた「おじいちゃんはデブゴン」を見たほうが良かったかな?とちょっと後悔しました。
ただ、前作よりもアナやグレイの心情はよく描けてたかなと思います。あの上司とか女ストーカー登場のあたりは緊張感があったし。特にあのストーカーとグレイの絡みは秀逸でしたね。ああいう展開が終盤にもう一つぐらいあればよかったんですけどね。
https://news.yahoo.co.jp/byline/saruwatariyuki/20170620-00072331/
↑監督さんのインタビューなんですが、この監督さん、「ハウスオブザ・ガード」とか「摩天楼を夢みて」とかサスペンスや駆け引きを描いたドラマが抜群に上手い人なんですよね。だからそのぶん、本領発揮といかなくてちょっと残念でしたね。(三作目がそうなのかな?)
by ネスカフェ (2017-07-02 19:32)
ネスカフェさん。
「おじいちゃんはデブゴン」と、どっちを観るか・・・これは悩みどころですね!今回、女ストーカーとセクハラ上司という「おかずキャラ」で、いくらか話が横に広がってましたね。リンクしていただいた記事を読んで、原作者の口出しやらを、全て丸く収めたという監督。作品を観るとカドが無い作風で、なんとなく「自分の個性を出し切れてない感」が漂っていたのは、そのせいか、と思いました。監督という職業も大変ですよね。
by のむら (2017-07-03 00:08)
リンクを拝見したら原作作家様(ネット投稿からの新人のはず)、旦那さん込みで大変な人みたいですね・・・監督さんたちに同情します。
ただ今回の監督、ヒット作の収入で別のもの撮りたいみたいだから、クリエーターとして有能な方みたいですね。
同じ劇場だったらサモハンの魅力に負けて「おじいちゃんはデブゴン」観ちゃうかもー。
by sakaya (2017-07-03 10:39)
sakayaさん。
作家の人、人生で一番の「稼ぎ時」だから、気が抜けないんでしょうね。撮影現場に来ていちいち口を出すというのは、作品の精度がブレるから、あまりやらないほうがいいと思いますけども。きっとスタッフの間では陰口叩かれてるでしょうね「また来てんよ、あのババア!」と。
by のむら (2017-07-03 22:31)
のむらさん、sakayaさん
「フィフティ」はシネコンじゃなくて、中洲大洋という老舗の映画館で見ましたよ。
http://www.nakasu-taiyo.co.jp/introduction/
劇場の廊下に150円ぐらいのスナック菓子や自販機が置いてあって驚いたのですが、昔はそれが普通だったんですよね。随分とシネコンに慣れきってるなあとつくづく思いました。こういう雰囲気のある映画館でたまにはみるのもいいですね。
「おじいちゃんはデブゴン」は水島裕さんの吹き替えが楽しみなのでDVDにしようかと思いましたが、見に行ってみようと思います^_^
↓サモハンの来日時のイベントの様子ですがやはりサモハンってほんとナイスガイですね^_^
https://www.nikkansports.com/entertainment/news/1803567.html
by ネスカフェ (2017-07-03 23:59)
ネスカフェさん。
中洲大洋という映画館、ステキなところですね〜。まず、中洲大洋という名前から昔っぽくて良い感じです。こういう劇場、ずっと無くならないでほしいですね。サモハンの吹き替えは、今でも水島裕さんなんですね!水島裕さんの声って若いと思うのですが、今のサモハンに合うんでしょうかね〜。
by のむら (2017-07-04 21:05)
初めまして。
たまたま「インフェルノ」の画像検索していたら、おもしろい吹き出し入りの画像(パラボラや~)がヒットして、こちらにたどり着きました。
めっちゃ面白い記事がいっぱいで、まだ全部読めていませんが、何回も一人で噴き出しそうになってしまいました。仕事中は読まないようにします(笑)
フィフティーシェイズ・・・は一時期、海外で売れまくってたと聞いたので、どんなもんか原作買ってみたけどちらっとしか読んでません。
のむらさんのブログの方が面白そうです。
今後も更新楽しみにしています。
by YUKI (2017-07-06 12:25)
YUKIさん。
うれしいコメントをありがとうございます!仕事中や電車の中で読んでいただき、吹き出してもらうことに喜びを感じています。ぜひお仕事中に読んでいただき、吹き出してもらいたいなぁ。フィフティシェイズの映画は、良い意味でおおらかで、ニヤニヤできる楽しい作品ですよ。機会があったら観てみてくださいね。またお越しくださいませ〜。
by のむら (2017-07-06 23:04)