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「たかが世界の終わり」★★★ [映画日記]

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フランスのスター様たちが大集合~。

集結したわい民家に!

中流家庭にですよ!!

劇中に登場するのは、あるフランスのご一家。

主人公の青年役はウリ坊ですよ。(←ギャスパー・ウリエル)

妹役はレア・セドゥ。
兄役はヴァンサン・カッセル。
兄嫁役はマリオン・コティヤールですよ。

豪勢なご家族ですよ、まるで高島ファミリー!

作品の内容は、実家に帰省した青年が家族とギクシャクしまくり、時には家族の誰かがキレまくる、というもの。
なんとなく、「8月の家族たち」を思い出してしまいました。

久々に実家に帰ってみたものの、どことなく家族との距離を感じてしまう、って、あるもんですよ。

家族に「どこに行きたい?」と聞かれたから、「じゃあ、あそこに言ってみたい」と主人公が答えるものの、「そんなところ行ってどうする?!やめんかい!」と即座に半ギレされ、却下されてしまう場面も、あるあるな感じ~。

実家ではそんなことばかりだから、だんだん言葉も少なくなっていくものなんですよね~「家族との会話をあきらめてしまう」というか~。

「やれやれ」なんですよ!

そして、主人公と同じく家族にイマイチ打ち解けていない兄嫁と、言葉は交わさずとも連帯感を持ってしまう、っていうのも、現実世界でありがち~。

居心地の悪い実家ですが、それが自分の実家なのだから仕方ない。
どこのご家族もそんなもの。

どこのご家庭もめんどくせぇ!・・・と、あきらめるお話。

ガッカリ感がスゴかったです。

舞台のほとんどが実家の中。

居間や玄関、台所!

地味な舞台の割にはドラマチック。
家族の顔面アップがすんごく多くて、豊かな表情を使って劇的に見せているのかな。

物語るんですよ、顔の小ジワほうれい線が!

監督は、前から気になっていたグザヴィエ・ドランなんですよね~。

ドランの監督作を観たのは初めてなのですが。
「へ~、こういう作風なのか~。これがアンタのお味かい」と思いながら観ておりました。

味見の気分ですよ!

Netflixでは監督の出世作「Mommy/マミー 」が配信されているので、そのうちそっちも観てみようと思います。

今回、ウリ坊の演技はまあまあでした。
キャストの中で賞を獲るとしたら、キレやすい性格の兄を演じたヴァンサン・カッセルかな。

そのキレ芸に、キレ返していたレア・セドゥも良かったです。

あの子は敏腕レシーバーでした、中田久美みたいな!

マリオン・コティヤールは、夫ヴァンサン・カッセルのキレ芸を受け止める、大人しい嫁役。

スゴいわな、怒りを受け止めて吸収する力。

脅威の吸収力ですよ!

あらゆる荒い球を全て見事に受け止める、ドカベンみたいな嫁でした。



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コメント 11

丸坊主のポメラニアン

そうそう、ほんと諦める話でしたよね!
私もどうにもならない人間関係は諦めるしかないかな、とか思いました。
他のドランのはもう少しカタルシスがある気がします。マミーはすごく良かったですよ。長いんですけど。
by 丸坊主のポメラニアン (2017-02-24 08:39) 

stonkovic

なんか、殴らない吉本新喜劇みたいで
見てるだけで疲れ果てましたー。
ヴァンさんのキレ芸がきつすぎて、おなかいっぱいでした。
そら、あきらめるよねぇ。世界の終わりのほうが気楽そうですよね。
by stonkovic (2017-02-24 12:57) 

えじりんこ

ちなみにドラン監督はフランスではなくカナダです(フランス語圏ですが)。
by えじりんこ (2017-02-24 17:37) 

M

なるほどコレ実家あるあるなんですね。さすがのむらさんです。私よくわからなくて☆結構困惑してしまいました。オドオドして所帯じみたマリオン・コティヤールにびっくり。妙にやさぐれたレア・セドゥはリアルにみえました。この豪華出演者で実家あるあるとは、グザヴィエ・ドラン恐るべし!
by M (2017-02-24 22:31) 

のむら

丸坊主のポメラニアンさん。
僕も、どうにもならない人間関係はあきらめるべきと思うので、この主人公には共感できました。この主人公は、けっこうガマン強くかわしてましたよね〜。へ〜、他のドラン作も良さそう〜。

stonkovicさん。
殴らない吉本新喜劇・・たしかに〜!あれで「どつく」場面があったら、ホント吉本新喜劇に近いものがありますね。ヴァンさん、ありゃあ絶対DVやってる、って感じでしたね。弟に嫉妬している役だったのかな。闇のある兄でした。

えじりんこさん。
うわ〜ホントだ間違えました!早いうちに教えてくださって、ありがとうございました。同時に、読んでくださってることがわかって、ちょっとうれしかったです。

Mさん。
おそらく多分、長いこと一人暮らしをしていて、たま〜に帰省する人には共感できる話なのかな、と思います。たま〜に帰ると、キレたり泣いたりされるものなんですよね〜。所帯じみたコティヤール、スゴかったですね〜。なんか新鮮でした。レアセドゥは、あのままヤンママ役も出来そう〜。
by のむら (2017-02-24 23:45) 

えじりんこ

いやー、ドラン好きなもので。過去作、強く、おすすめします!
by えじりんこ (2017-02-25 14:06) 

のむら

えじりんこさん。
最近、ときどきいろんな人からドランをすすめられますよ。ファンが多いみたいですね〜。これからも校正よろしくお願いします!
by のむら (2017-02-25 16:54) 

おスペ

こんにちはー。
この映画、一貫して何の説明もされないのでヘンな家族の帰郷あるあると受けとめがちなんですが、原作戯曲が90年に書かれていて、作家のラガルスが95年にAIDSで亡くなっていることをふまえて観ると、ウリ坊に死期が迫っている理由や、元カレの死因、それを告げた人が何を理解しているか、がわかって見方が変わってくると思います。映画では2005年頃のヒット曲「恋のマヒアヒ♪」がかかるので、時代設定はそれくらいかもしれないですが、今と違って不治の病だった事に変わりはないですね。あえてドランは説明をしないことで、より普遍的な家族の話にしているのかもしれないなーと思いました。
このあとに「マリアンヌ」を観たんですが、マリオン・コティヤールの演技の幅に驚きますね。この映画のオーラの消し加減、DV嫁のオドオド演技は完璧でした!
by おスペ (2017-02-25 23:21) 

のむら

おスペさん。
なるほど〜。あの、元カレが死んだことを告げる場面とかサラッとしていて前面に出して来ず、ホントに普遍的な家族の話にしようとしてる感じがしますね。「恋のマイアヒ」の使用はなんだか唐突でしたけど、あそこは唯一楽しそうな場面でしたね。コティヤールは「マリアンヌ」「たかが世界」に続き、3月には「アサシンクリード」が公開で大活躍ですね〜。演技力全開で、観ていて楽しい女優さんですよね。
by のむら (2017-02-26 14:07) 

ちびまま

なんか肝心なきとは言わずにどうでもいいきとは饒舌な典型?おフランス映画で、終始モヤモヤ感が。こういう映画見るとアメリカじゃ単純で直截そのもののトランプが選ばれる理由がよく分かる。そしてカンヌじゃ難解イズ・ベストみたいに必ずこんなんがグランプリ。オスカーとの溝は永遠に埋まりませんね。やたら全員がタバコふかしてるしー
by ちびまま (2017-03-22 19:10) 

のむら

ちびままさん。
たしかに、この作品がカンヌのグランプリというのが意外ですね。まー、他のカンヌグランプリ作に比べたら面白かったと思います。言われてみればタバコの場面が多かったかも。原作の舞台劇がそうなのかな。
by のむら (2017-03-22 23:57) 

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